(ア) プランを作るうえで欠かせないのが、立地条件です、敷地全体を見渡し、造成工事が必要なのか、敷地をどのように活用するのかを検討する必要があります。
この土地利用計画が工事費にも大きく影響します、
予算と照らし合わして工事範囲と自然のままにする部分を分けて調和を取る必要があると考えています。
(イ) 敷地の条件や周辺の状況、建物の諸条件を踏まえたうえで、正確なプランの作成し、使いやすさ、デザイン、人や物の動線などを確認していきます。
同時にやはり備品も検討が必要です、最後に備品リストを上げていますので参考にしてください。何が何だかわからないと思いますので、設計者もしくは備品の専門家などに検討させるのが良いでしょう。
(ウ) 全体の計画の確認、建物の規模や立地条件などにより検討していきます。
小規模で低層階であれば、木造が有力候補です、コストが安いうえ近年では、準耐火構造、耐火構造も容易にできるようになってきています。
大規模建築になれば、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などの選択し、場合によりそれぞれの利点を生かし、組み合わせる混構造とすることも必要となるでしょう。
(エ) 仕上げの確認 (外部仕上げ・内部仕上げ)どんな仕上げがいいのか、イメージの共有、~~~風というものもたくさんあります、予算との兼ね合いを合わせながら提案していきます。(よくここで暴走します、あまり、デザインに凝り過ぎると予算が合わないこともあるが、計画段階であれは出来ない、これは予算オーバーになるでは、打合せが進まないので、先ずは要望を出し尽くし、そこから、予算に合わして変更していくようになる)
(オ) 法的なチェック、違法性が無いか、実際にそこに建てられるのかなどをチェックします(集団的な規定は基本計画で当然チェックします、ここでは、単体規定に絞って検討します)
² 集団規定とは、用途地域などの建てられる用途かどうか、認可上問題ないか、都市計画法上の許可の可否などの判断を行います
耐火構造・がけ地・日影規制(後で計画の変更がしにくいもの)などは、初めの段階でチェックしておく必要があります。
² 単体規定とは、採光、換気、排煙、避難経路、避難階段、防火区画、仕上げ規制、電気設備、衛生設備、空調換気設備などの規定になります、
² その他では、消防法の設備や所管行政区の条例・指導要綱の確認も必要になります