実施設計とは、打合せよりも実際に工事業者に見積を出すための設計図書を作成することです。大まかには、下記の分類に分かれます。
実施設計中のこの期間中は、打合せは行いません。
これは、設計図書という膨大な図面をまとめる上で、図面を書きながら変更があると変更のたびに図面を書きなおさないといけなくなり時間ばかりが経過してしまい、設計がどんどん遅れてしまいます。
また、変更箇所が多岐にわたる場合には、修正しきれないことや検討しきれないばかりに矛盾や隠れた問題点に気が付かないことなどが往々にして起きます。
これは本当に気を付けないといけません。基本設計で検討し詰めた内容で設計図書を完成させ、その後しっかりとした状態で再検討し問題ないことを確認した上(関係各社の同意を得る)で変更することをお勧めします。
◆◆実施設計が完了したら、設計図書・各種計算書をまとめて納品します◆◆
※ 参考までに、1200㎡ぐらいのRC造、4階建ての建物で設計図書は
350枚になりましたことがあります。
(ア) 設計図書は、意匠図・構造図・電気設備図・機器設備図に分かれています
(イ) 基本的には、施工業者が見積できるように図面を書きます、専門的な部分も多々あります
しかし、よく読んでいけばわかる部分もあります。設計図書を納品されたら、
一度はじっくり読んでみましょう。
わからない部分は、なんでも設計者に聞いてみることです、